まだまだ発展途上!

音楽室での練習風景

音楽室での練習風景

取材班:
そして、ついに2003年に県立伊川谷北高等学校も兵庫県代表で関西吹奏楽コンクールへの出場を果たし、2005年には惜しくも関西地区代表にはなれませんでしたが金賞受賞と、着実に力がついてきていると思うのですが、先生は今の県立伊川谷北高等学校吹奏楽部をどうお思いですか、また、このクラブの特徴などがあればお話しください。
松井先生:
確かに神戸地区大会から兵庫県大会、兵庫県大会から関西大会と上のステージに上がってはいるけれど、僕からしたら順番に上がっていっているだけで、何か特別なことが起こって、飛躍的に進化したということはないんですよ。僕自身はずーっと同じスタイルでやってきたからね。それと今の伊川谷北について言うならば、まだまだ発展途上の部やと思います。手応えはありますけどね。だから特徴って人に言えるようなものはまだ何もないんですよ。「今日は合奏がない日やから、ここの部分とここの部分が出来てないんであのパートとあのパートは何時から一緒に練習しましょう」というように、部長やパートリーダーを中心に、やっと自分らの段取りの中で練習を組むことが出来るようになったぐらいですから。
ただ昔に比べると、吹奏楽部に入部してくる部員の数は増えましたよ。その一つの要因は、この学校には芸術科目に焦点を合わせた特色選抜入試がありますからね。でもそれ以外でも入部する生徒の大半が吹奏楽をしようと思ってこの学校を選んでくれているんで、吹奏楽への意識も高く、僕としては嬉しい限りです。今年も部員数は百名を少し超え、全校生徒数から比べると吹奏楽部員の割合は結構高いんですよ。だから何をしても吹奏楽部は目立つんですわ。「成績が悪い」って言うたら吹奏楽部員、「授業中に寝てた」って言うたら吹奏楽部員というふうにね。僕はずっと生徒に絡んどかなあかんのですよ。大変ですよ、いろんな人に謝りまくって(笑)。
取材班:
今年のコンクールはどんな曲目を演奏されるんですか?
松井先生:
課題曲はⅡのコンサートマーチ「光と風の通り道」やね。あれは、僕が曲を聞いて決めました。自由曲は、先ほど話題に上った交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(リヒャルト・シュトラウス作曲)」です。著作権もクリアして、やっと演奏出来ることになりましたよ。西山先生にめでたく編曲してもらってね。だから、ちょっと今年の曲には思い入れがあります。「よし、いっちょやったるか」って。それにこの曲はホルンが出だしからかなり大変なんですけど、今年はホルンにわりと力を持った生徒達が揃ってるんでね。それもあってこの曲を選びました。