楽しい練習や楽しい努力に勝るものはなし!

楽しい練習や楽しい努力に勝るものはなし!
取材班:
先生はコンクールというものをどのようにお考えですか?
佐々木先生:
難しい質問ですね。コンクール、う~ん、でもやっぱり必要なんでしょうね。コンクールがないと、この時期にここまで集中して吹奏楽をやることはないですからね。ただ、よく外部のトレーナーの方がおっしゃいますが、コンクールはその音楽性より、音のピッチや出てくるサウンドで評価が決まる部分が大きくて、僕自身それは仕方がないと思いながらも、少し虚しい気持ちになることはあります。
そんな中、嬉しいことがありました。昨年の吹奏楽コンクール大阪府大会では残念ながら銅賞だったんですけど、その後1週間くらいしてから、その時会場にいらした指揮者の守山俊吾先生からうちの学校に手紙が届いたんです。手紙には、「北野高等学校の演奏はすごく良かったです。決して銅賞の演奏ではありません。よかったら、指導に行ってもいいと思っています」という旨が書かれていました。正直なところ銅賞だったので僕も少ししょげていたというか、ガクッときていたところに、うちの演奏を聴いてそんな風にお手紙をいただいて、それはすごく嬉しかったですね。それで、お言葉に甘えて生徒たちを指導していただいたんですよ。多い時は月2回くらい来ていただきました。それはもう、本当にありがたかったですね。それに、次元の高いこともおっしゃるので、僕自身もすごく勉強になっています。
楽しい練習や楽しい努力に勝るものはなし!
取材班:
コンクールでの目標をお聞かせください。
佐々木先生:
数年前までは、「もう少し頑張れば、関西大会出場に手が届くかも知れない」と思いながらチャレンジしてきました。ところが、先程も申しましたように、現状ではなかなか厳しい状況になってきたなと実感しています。でもやっぱりそれを認めるのは悔しいんで、たとえ結果はダメだったとしても、やっぱり夢としてはずっと持ち続けていたいなと思っています。
では、その夢を現実にするためにどうすればいいかと考えた時に、北野高等学校の場合、これ以上練習時間を増やすのは絶対に無理なんです。今でも生徒たちは目一杯やっていて・・・本当によく頑張っていると思います。なので、練習の質を変えていくしかないと考えています。北野高等学校の生徒にも言えますし、他の吹奏楽をやっている生徒もそうだと思いますが、練習は辛い練習の方がいいと思っているところがあるでしょ。「根性で暑さを乗り切れ」みたいな。そういう辛い練習になってしまっているところが、1年を通じて見た時におそらく何割かはあると思うんです。でもそれってやっぱり僕はすごく能率の悪いことだと思っていて、僕が生徒たちに「バカなことをしなさい」と言うのも、楽しい練習や楽しい努力に勝るもの、それ以上の効果を持つものは絶対に無いと思うからなんです。その辛い努力を楽しい努力に変えて行くことで、まだもう少しは伸びしろが出てくるのかなと思っています。
取材班:
では、最後に先生の今後の目標や夢を教えてください。
佐々木先生:
夢ですか、そうですね。先程の話に戻りますが、「時間の質を変えて、楽しい努力にシフトしていく」っていうことを、ここ半年の間、生徒に向けて意識的にずっと言ってきました。これだけ練習時間も短く、いろんな制約のある中で、時間の質を変えることで、どこまでこの吹奏楽部が伸びることができるのかを今は確かめてみたいと思っています。そして出来ることなら楽しい努力に変えていくことで、今までとは全く違う効果が表れ、結果として演奏が今以上に良くなればいいなと思っています。この北野高等学校吹奏楽部がもう一歩先のステージに進むためにも、このことは是非実現させたいですね。
取材班:
長時間のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。