「一見バカみたいな行動」を推奨しています

「一見バカみたいな行動」を推奨しています
取材班:
佐々木先生が生徒に指導する際、心掛けていることは何ですか?
佐々木先生:
生徒たちには常々言っていますが、北野高等学校の生徒は真面目すぎるんですよ。ミーティングをしていても、誰かが正論な意見を言うとそれには絶対反対の意見を言わない。例えば「もうこんなしんどい日には練習を止めよう」と僕が思うような日でも、誰かが「練習しよう」と言い出せば、それに対して他の生徒から「しんどいから今日は止めよう」とは絶対言わないんですよ。そんな時は、僕の方から「今日は練習を止めて、家に帰って疲れを取りなさい」って言い聞かせないとダメですね。あと、本当に思考が固まると言いますか、妙に頭の固い所があるので、僕は生徒たちに「バカみたいなことをもっとしなさい」ってよく言います。その一つとして、今年の春合宿では宿舎全体を使ってみんなで鬼ごっこをやりました。そういう一見バカみたいなことを、どんどんやるように奨励しています(笑)。
取材班:
北野高等学校の生徒が「真面目すぎる」と感じられるのは、昔からですか?
佐々木先生:
いいえ、昔はこの学校にもバカみたいなことをする生徒がいたんですよ。こっちが止めないといけないくらいだったんですけど。それに比べて、本当にこの頃の生徒は真面目って言うんですかね。どこでも同じような傾向があるのかも知れませんが...。僕の方も「まぁしょうがないな」って感じでずっと見過ごしてきました。でもこの前の冬の寒い時にみんなを呼んで、「固まると言うことが、いかに効率の悪いことか」みたいな話を生徒たちにしたのがきっかけで、その後は事あるごとにそんな話をしていますね。だから、生徒たちにバカみたいなことをするように言い始めてからはまだ半年くらいです。ただ生徒たちは、「そんなバカなことをするのも勉強だ」と思っている雰囲気があるので困ったものです(笑)。おそらく生徒たちも頭ではわかっているんですよ、でもまだまだなので、そこがこれからの課題かなと思います。