必要経費は自分たちで稼ぐ。

必要経費は自分たちで稼ぐ。

演奏会に向けて歌と踊りの
練習をする3年生たち

取材班:
部費が毎月2千円とお聞きしましたが、安いですね。コンクール県大会の最優秀賞をとった高校で部費がそんなに安いところって、全国47都道府県探しても他にないんじゃないでしょうか?
羽地先生:
うちは安いんですよ。だから月2千円で「高い」って言う奴がおったら、「何言うとるんじゃ、楽器の修理を1回するだけで2~3万円はするんやぞ」って言いますよ。指導者を呼ぶのにもレッスン代がかかるので、1ヵ月に1回とか2ヵ月に1回ぐらいです。他の吹奏楽の強豪校なんかはもっとお金をかけていますが、私は生徒にこう言っています、「お前らは頭を使え」と。水前寺清子の歌にある「ボロは着てても心の錦」ってやつですよ。たとえ楽器はボロでも自分らの工夫次第でいい音楽が奏でられると思います。そのためには頭を使えと言うんです。
必要経費は自分たちで稼ぐ。 立花商店街の子ども祭りではもちろん演奏もやるんですけど、そこで生徒達は物品の販売の手伝いもするんですよ。トウモロコシを売ったり、ジュースを売ったり、...お祭りなんでね。そこで少しお金を稼いできます。また年間の行事の中には、出演する事で少しお金をいただける行事もあります。そんなことをいろいろやっているうちに、年間100万ぐらい稼ぎます。尼崎市に毎年楽器を買ってもらうことは難しいんで、こうして自分達で工夫を凝らしてお金を集め、クラブの運営をしています。