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演奏会レポート【6】 全国大会にも負けない、華麗なる競演。
■レポーター: 「We Love Brass」編集部
■演奏会: 第57回関西吹奏楽コンクール
平成19年8月26日(日) 京都会館第一ホール(京都府京都市)
   
 京都会館第一ホールで行なわれた、関西吹奏楽コンクール高等学校の部Aを見に行ってきました。その日の京都は残暑の厳しい日でしたが、当日券は早々に完売、会場は朝から多くの観客で埋め尽くされており、関心の高さが伺えました。
  さて演奏ですが、各地区大会を勝ち抜いての出場校ばかりですから、当然そのレベルは非常に高いことは言うまでもありません。どの演奏も各高校のカラーが明確に打ち出されていて、「ウチのサウンドはこれだ!」というみんなの思いがホールいっぱいに響き渡り、聞いている観客たちの各々がその思いをしっかりと受けとめているように感じました。
 中でも、大阪府立淀川工科高等学校の表現力は素晴らしく、高校生のサウンドとは思えないぐらい生徒たち一人ひとりの演奏が自立しており、各人の自信がひとつになったサウンドは圧倒的な説得力を持って観客一人ひとりの心に届いたのではないでしょうか。コンクールという場でありながら、さながらコンサートを見に来ているような楽しさがありました。
 その他では、私が高校時代に打楽器を担当していたこともあり、やはりパーカッションの演奏に目がいきました。私が高校時代に感銘を受けた天理高等学校の打楽器の上手さは今でも伝統として脈々と受け継がれており、感心するばかりの演奏でした。四条畷学園高等学校のパーカッションの演奏も素晴らしく、自由曲の『「3つのジャポニズム」より(真島俊夫 作曲)』で表現された和のグルーブを見事に演奏していたことにも驚かされました。
  また、当サイト「We Love Brass」で取材させていただいた、大阪桐蔭高等学校、和歌山県立向陽中・高等学校、兵庫県立伊川谷北高等学校は見事関西大会に出場され、取材時の生徒達の表情や先生の言葉が思い出される分、演奏前後の拍手にも力が入りました。それぞれが素晴らしい演奏で、観客を大いに沸かせてくれたと思います。特に大阪桐蔭高等学校は2年連続で関西代表に選ばれるという、生徒たちにとっては最高の結果。10月に行なわれる全国大会でも観客の心に響く演奏を期待しています!
  全国大会に進まれた3校(大阪桐蔭高等学校、明浄学院高等学校、大阪府立淀川工科高等学校)以外の高校3年生のみなさんの多くは、このコンクールが高校吹奏楽部での最後の演奏になったと思います。笑顔の思い出、悔し涙の思い出、この3年間の吹奏楽部での経験はきっと一人ひとりにとってかけがえのない生涯の財産となることでしょう。そして高校卒業後も、またいつの日かどこかの演奏会で私たちに素敵なサウンドを届けてくれることを楽しみにしています。今年も感動をありがとう!
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演奏会レポート【5】  伝統と感動のある一丘中。
■レポーター: 大阪府立S高等学校 トモチー (高校3年生・チューバ オーボエ)
■演奏会: 泉南市立一丘中学校 スプリングコンサート
平成19年4月1日(日) 泉南市文化ホール(大阪府泉南市)
   
 一丘中学校スプリングコンサートへ行きました。一丘中学校と言えばマーチングの名門。過去には全国大会出場やマーチングのモデルバンドにもなっています。現在の人数は約30人弱。少人数なのに、そう思わせない演奏・演技をこの演奏会で披露してくれました。
 第一部では今年のコンクール曲。第二部では「みんなのステージ」と、会場のお客さんの歌アリ、演奏会を見に来ていた八尾中の生徒さんも演奏に混じりと・・・迫力アリ、笑いアリ、何でもアリでした。
 第三部は伝統あるマーチングを披露してくれました!演奏曲は昨年関西マーチングコンテストで金賞を受賞された「メリーポピンズ」でした。昔も今も変わらないあのキビキビとした動き、回転ドリルは感動ものでした。
 一丘中学校は毎年春と夏にコンサートがあります。ぜひ見に行って欲しいです!



演奏会レポート【4】  今回は大学生の演奏会におじゃましました。
■レポーター: 「We Love Brass」編集部
■演奏会: 関西学生吹奏楽連盟 第43回合同演奏会
平成19年5月4日(祝) アルカイックホール(兵庫県尼崎市)
   
  今回は、高校生ではなく大学生の演奏会におじゃましてきました。と言ってもどこかの大学の定期演奏会ということではなく、関西学生吹奏楽連盟に所属する23の大学の合同演奏会です。恒例となりつつありますが、我が「We Love Brass」サイトの告知フライヤーをパンフレットに挿み込ませていただくために、開演前に会場内に入らせてもらいました。ホールを少しのぞくとリハーサル中で、本番前独特の緊張感が辺りを覆っていました。舞台裏の動きも活発でした。この合同演奏会を成功させるという目標に向かって、大学生ならではの学生だけで作り上げてきたという手作り感があり、その光景にとても感動しました。

あと驚かされたのは、なんせ大規模な合同演奏会なので、告知フライヤーをパンフレットに挿み込むチラシの種類は約19種類と通常の定期演奏会と比べて桁違いに多く、たくさんの方と一緒に必死になって挿み込み作業を行いました。(皆さんお疲れ様でした!)
今回の合同演奏会は、
  第T部:ポピュラー・ミュージック・ショー 〜興感〜
  第U部:ステージ・マーチング・ショー 〜協感〜
  第V部:シンフォニック・ステージ 〜饗感〜 の3部構成でした。
第T部・第U部では曲中で様々なパートのソロがあり、客席からは「緊張するやろなぁ」と他人事ながら不安げに見ていたのですが、ソロを終えるとおじぎをする方、ガッツポーズをする方、その他皆さん気持ちに余裕があるのか、各人が個性的なパフォーマンスを行い、見ていて面白かったです。
第U部のステージ・マーチング・ショーでは関西学生バトン・チア連盟とのコラボで、ボールや布を使用した演出や吹奏楽とぴったり息の合った動きがとにかく楽しかったです。第U部のテーマを“協感”と銘打ったことに「なるほど」と思いました。またマーチングでは、ステージ演奏では通常ステージ前に出てこないパーカッションやスーザフォンなどが、ここぞとばかりにパフォーマンスを行い、各パートの“持ち味”を存分に味わうことが出来ました。(めちゃくちゃかっこいい!!)
  第V部のシンフォニック・ステージは『フェスティヴァル・マーチ』と『交響組曲第2番「GR」より』の2本立てで、今回の目玉企画としてこの2つの曲を作曲した天野正道氏が客演指揮をされました。特に、中高生にもとても人気のある『交響組曲第2番「GR」より』が天野正道氏の指揮のもと演奏されるということで、この第V部を楽しみにして演奏会に来た方も多かったと思います。演奏を聞き終えた感想としては、改めて「難しい曲だけど面白い曲だな」と思いました。特に感じたのは音の強弱やテンポのアップダウンが効果的に配置されているメロディラインで、私自身「ジャイアントロボ The ANIMATION〜地球が静止する日〜」のOVA(オリジナルビデオアニメーション)を見たことはありませんが、大編成で演奏されたということも手伝って、恐ろしいストーリー展開や感情的なシーンを想像するには十分なくらいリアリティーのある迫力あるサウンドでした。演奏後も天野正道氏はとてもユーモアのある方で、花束贈呈の際、花を1本だけとって自分の胸のポケットに挿し、残りの花は「君達がもらうべきだよ」と言わんばかりに拍手と一緒に学生に手渡していました。アンコールが終わると、今回の出演者全員が舞台から客席まで集まり、拍手喝采の中、合同演奏会は大盛況といった感じで幕を下ろしました。音楽というものをすこし難しく考えていた私ですが、久々に生の音に触れ合うことで、音楽の基本は「音を楽しむ」こと、そんな当たり前のことに気付かされた1日となりました。これからもどんどんいろんな演奏会に参加したいと思います。



演奏会レポート【3】  演奏会におじゃましましたA
■レポーター: 「We Love Brass」編集部
■演奏会: 大阪府立豊中高等学校吹奏楽部 第21回定期演奏会
平成19年5月4日(金) 箕面市民会館「グリーンホール」(大阪府箕面市)
   
ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日、豊中高校の定期演奏会に行ってきました。初めて大阪府立の高校の定期演奏会を見に行きましたが、メンバーがほとんど女子でまずびっくり。次に指揮はすべて学生が振ることにもびっくり。学生指揮者の方がかっこよく指揮する姿に魅了されました。
  第一部のメインは「元禄」。その名のとおり江戸時代の庶民の生活を描写した曲でしたが、見事にその様子を吹奏楽で表現できており、メンバーのイメージが鮮明に見えるかのような好演でした。
第二部の喜劇「シンデレラ」は、豊中高校の生徒さんの脚本だと思いますが、ほんとによくできたストーリーで、とても感心しました。演技も見事で引き込まれました。これは傑作です!
第三部のメインは「マゼランの未知なる大陸への挑戦」。これも「元禄」同様、音楽のもつ情景を見事に演奏されており、聞いている観客が大航海時代へと誘われる、エネルギッシュですばらしい演奏でした。
アンコールの前に指揮者が、感極まり泣きながらお礼を言う姿にもらい泣き(笑)
内容は全編手作り感いっぱいのコンサートで、メンバーの熱意が伝わってくる素晴らしいものでした。清々しく若さにあふれた演奏は、晴天のGWにぴったりで、素敵な休日を過ごすことができました。ありがとうございました!
【SET LIST】
第一部 ・憧れの街(07吹奏楽コンクール課題曲)
  ・MAMMA MIA!
  ・元禄
第二部 ・喜劇「シンデレラ」
第三部 ・コンサートマーチ「光と風の通り道」(07吹奏楽コンクール課題曲)
  ・ガイーヌ
  ・マゼランの未知なる大陸への挑戦
アンコール ・WE ARE THE WORLD
  ・コパカバーナ



演奏会レポート【2】  演奏会におじゃましました@
■レポーター: 「We Love Brass」編集部
■演奏会: 兵庫県立姫路西高等学校吹奏楽部 第33回定期演奏会
平成19年4月1日(日) 姫路市文化センター 大ホール(兵庫県姫路市)
   
  「We Love Brass」編集部は今回、「兵庫県立姫路西高等学校吹奏楽部 第33回定期演奏会」にふらっとおじゃましました。開場前にOBの方から快諾を得て「We Love Brass」のフライヤーを1枚1枚パンフレットに挿み込み、ポスターも会場内に貼らしていただきました。何人ぐらい観客が来るかわからなかったので、適当な数のフライヤーしか用意していなかったのですが、フタを開けるとたくさんの観客が…。フライヤーが足りませんでした…無かった人、すいません。
実は何を隠そう今回おじゃました私は、西高吹奏楽部のOBです。十数年ぶりに後輩の定演を見させていただきました。少子化の影響で私たちの時と比べると部員数はたいぶ減っていましたが、広いステージをみんなが楽器を持って動き回り、観客を楽しませようと一生懸命パフォーマンスを披露することで、人数の少なさを十分カバーしていました。それに部員が本当に楽しそうだったのが印象的でした。しかし私が何よりも感動したのは、第3部の最後にみんなが手に持った横断幕でした。そこにははっきりと「We Love Brass」の文字が…。もちろん偶然ですが、「We Love Brass」のウェブサイトを立ち上げた私たちと若い生徒との間にどこか共通するブラスへの思いがあるんだなと感慨深くなりました。
  西高吹奏楽部のみんな、感動をありがとう。そして、これからも「We Love Brass」精神を忘れないように。「We Love Brass」編集部はこれからもいろんな高校の演奏会に勝手におじゃましま〜す。



演奏会レポート【1】  1年生が私に教えてくれたこと
■レポーター: 大阪桐蔭高校 H.M (高校2年生・トランペット)
■演奏会: 第33回 関西アンサンブルコンテスト
平成19年2月11日(日) アルカイックホール(兵庫県尼崎市)
   
このコンテストには私の後輩が参加していたため演奏を聴く前から緊張していましたが、1年生の彼ら8人がどんな演奏をするのだろう、という期待感もあり、楽しみでもありました。高校の部が始まって間もなく、プログラム4番、大阪桐蔭の金管八重奏の演奏が始まりました。今回演奏された、『金管八重奏』(作曲:高昌帥)の曲の始まりはすごくインパクトがあり、8人のサウンドはとても綺麗で、「これがうちの1年生の音なんや」と思うと、私は何だかドキドキしました。そんな音色は曲の終わりまで、途絶えることなく聴こえてきました。
  8人のアンサンブルなので、1人1人の音がよく聴き取れ、普段は大勢でわからない個々の音も、「この子こんな音吹いてたんや」と今日初めて発見することが多くありました。今回の結果は残念ながら銀賞で全国大会出場のキップには届きませんでしたが、まだ1年生。さらに月日を重ねれば今足りないところも補えるだろうし、演奏を終え舞台の照明がついた瞬間、今以上に彼らの堂々とした姿がそこにはあると感じました。今日の演奏は、1年後あるいは2年後の彼らの成長を思わせる、私の期待に応えてくれた演奏でした。私はこんな後輩が同じ部にいることを誇りに思います。私自身も、大阪桐蔭の演奏を聴く側に立つことで気づいたことも色々あり、これからの目標や、今、目の前にある課題が再確認できた様に思います。