キーワード(5) 部員

部員

最後にどうしても取り上げたいのが大阪桐蔭高等学校吹奏楽部の部員のみんなだ。もともと中学校での吹奏楽経験者が多いこともあり、吹奏楽好きが集まるこの部の音楽にかける情熱は半端でない。例えば、学校の授業以外は明けても暮れても吹奏楽をしている部員がたくさんいる。さらに休日は演奏会を積極的に見に行って生音に触れようとする部員もいる。大阪はもちろん奈良、兵庫、京都、滋賀から、遠い人では片道約2時間かけて毎日通学している部員もいる。創部2年目ということで、真剣に後輩のことや今後のクラブに関して考えている上級生もいる。講師のレッスンを受けながら着実に上手くなっている部員もたくさんいる。梅田先生の指導の下、音楽の楽しさを再認識した部員もいる。昨年コンクールの全国大会に初出場したことで、自分の未知なる可能性を見出した部員もいるだろう。またすでに今年のコンクールに向け闘志を燃やしている部員もいるだろう。とにかくここの吹奏楽部のみんなのパワーには圧倒される。

このように、5つのキーワードで大阪桐蔭高等学校吹奏楽部を検証してみると、昨年のコンクールの結果も必然に思えてくる。但し、その裏には梅田先生をはじめ部員達の様々な努力や葛藤、苦労があったに違いない。しかし、それらを乗り越え彼らは昨年結果を出した。大阪桐蔭高等学校吹奏楽部にも今年初めて3年生が在籍する。そう、ようやく今から他の高校と同じスタートラインに立つのだ。今年もまた昨年とは違ういろんな苦労があることだろう。でもその逆境を跳ね飛ばし、今年どんな活躍をするのかとても楽しみだ。数年後には日本を代表する吹奏楽部になっているかもしれない。まさに怪物ルーキーブラスバンドの誕生である。