キーワード(5) 部員

部員

和歌山県立向陽中・高等学校吹奏楽部の部員のみんなはとにかく仲が良い。先輩・後輩の関係も良好で、パートの垣根を越えての交流も多い。それは「誰が教える、教えない」ということではなく、「必要だと思う人が、自ら進んで行動する」というすごくシンプルな考え方から生まれてくるもので、このことは「生徒を『自立』させる」という湯川先生の想いが生徒に浸透した結果と言えるだろう。昨年度より中学生の部員を迎え、部長もパートリーダーもいない向陽では今まで以上にパート内や部全体のバランスを取るのが難しくなるだろうが、彼らなら心配はいらない。なぜなら部員一人ひとりがその時自分がやるべきことを理解し、行動できる自立心を養った生徒達だからだ。
このように、5つのキーワードで和歌山県立向陽中・高等学校吹奏楽部を検証してみると、なるほど部員一人ひとりの『自立』の精神と湯川先生の熱い気持ちがうまく結びついた結果、今の向陽ブラスのサウンドが作り上げられたことがわかる。部活と勉強の両立を実現しつつ、夏の大目標に向かってがむしゃらに日々練習を重ねる彼ら。今年のコンクールでは一体どんな演奏をして私達を驚かせてくれるのだろう。今後も目が離せない注目バンドだ。