フルート

高3生1人、高1生2人、中3生1人、中2生1人の計5人のフルートメンバー。演奏をする上で大切なことをたずねると、「演奏したい曲のイメージを思い浮かべながら吹くこと。具体的には先生から教えていただいたり、パート内で確認し合っています」と答えてくれました。他には「肩の力を抜いて吹くこと。そして背中が曲がらないように姿勢よく吹くこと。後は音程によって音圧のバラツキが出ないように揃えて吹くこと」など。高3生に今後のフルートパートについてたずねると、「私が引退すると今の高1生がパート内では最上級生になるのでプレッシャーも有るとは思いますが、自覚をしっかりと持って後輩を指導していってほしいと思います。そのためにも私の知っている事は時間の許す限り伝授していきたいと思っています」と引退までの意気込みを熱く語ってくれました。そんな頼もしい先輩のもと、やることはきっちりやる、これからが楽しみな仲良し5人組のフルートパートでした。

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オーボエ

「オーボエの魅力は何といっても独特な音色」と話してくれたのは、3人いるメンバー全員が高2生のオーボエパート。安定した音を出すために、月1回は先生に確認していただきながら、自分で削ったり手入れしたりしてリードを調整するそうです。練習方法についてたずねると、「ロングトーンは毎日欠かさず練習しています。特に気を付けていることは音の出だしを揃えることと3人の気持ちを合わせること。チューニングはチューナーを使ったり、耳で直接音を聞いて合わせたりします」とのこと。また合奏では曲のイメージに合わせて演奏することが大切だそうで、「先生自身も曲のイメージを持たれているので、そのイメージに到達するように3人各自が譜面にイラストを描きこみます。そして3人の頭の中のイメージを統一させた上で演奏に挑みます」と非常に研究熱心!取材班が見た譜面にはとても可愛い花のイラストが描かれていました。同級生だからこそ何でも分かり合える3人組が目指すものは"周りに感動を与える演奏"。彼女達のチームワークの良さと熱い想いがコンクールをはじめ、様々な演奏にきっと活かされていることでしょう。

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クラリネット

部内で一番人数が多いクラリネットパートは、高3生7名、高2生8人、高1生4人、中学生2人の総勢21人という大所帯。大半の子が中学時代からクラリネットをしていたそうです。パート練習で最も気を付けていることは、「人数が多いからこそ、みんなで息を合わせて全体の音の統一感をはかる」ことだそう。次に気を付けていることは「きれいな音を出すために、曲のイメージをしっかりと持つ」ことでした。湯川先生の印象についてたずねると「優しい!」という意見が大半を占め、先生の人気がうかがえました。クラリネット経験者に今と中学時代との違いについてたずねると「合奏に臨む姿勢」が違うそうで、「中学時代と比べて個人練習の時間が多く、合奏時間が少ないので、その分合奏練習の時間は大切にしています」とのこと。パートリーダーがいない点についてたずねると、「逆に個々に自立しようという精神が生まれ、またそんな中から自然とリーダーシップを発揮する部員も生まれてくるので、特に困ったことはありません」ときっぱり。大所帯にもかかわらず結束力が固く、それでいて賑やかなクラリネットパートでした。

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ファゴット

「クラブ内を和ませる、癒し系パートを目指します」と自信をもって答えてくれた、ある種独特の雰囲気を持つファゴットのメンバー。ピッチをとるのが難しいリード楽器のため、先生に指摘されるのは、やはり音程のことが一番多いとのこと。そのため練習はロングトーンに時間をかけ、家では肺活量を鍛えるために腹筋をしているそうです。音程に影響を与える大事なリードは、何本か用意して交互に使うのが普通とのこと。楽器が上手くなるにはやはり日々の練習量に尽きるそうです。「中学のクラブとは合奏の響きが全く違う」と感じる高1生の彼女は、その理由について「向陽の吹奏楽は迫力がすごいんです。じゃあなぜ迫力がすごいのかって言われると、やっぱり先生が恐いからかな(笑)」と答えてくれました。本人達が気付いていない秘めた能力を、湯川先生は上手く引き出してくれているのでしょう。「やっぱり先生は恐い」と答える彼女達ですが、「怒られる回数を減らしたい」「音色・響きを揃えたい」「ちゃんと指導して下さる先生についていけるように頑張りたい」等、私達にこれからの目標を明るく語ってくれました。

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サックス

アルト8人、テナー3人、バリトン2人の合計13人のサックスパート。先輩から新入生の指導方法をたずねると、「初心者には新しく教えたことをまず1週間ほど練習してもらい、1週間後にはテストをします。逆に経験者には基本的には何も言わず、一緒に練習する中で先輩のしていることを見ながら覚えてもらいます」とのことでした。演奏中に気を付けていることは「できるだけきれいな音色で吹く」ことだそう。そのため練習では1時間かけてロングトーンを重点的に行い、続いて歩きながらのロングトーン、タンギング、基礎練習などをしっかり行うと話す彼女等。またリードに関しては昔から先輩達に「いいリードをつくるように」と言われていることもあって、メンバー全員が自分の吹きやすいリードを求めて、毎日リードを丁寧に削っているそうです。今年の定期演奏会で客演をされるサックス奏者の田中靖人氏についてたずねると、「この前お会いした時に楽器の持ち方とくわえ方を個人的にご指導いただいたんですが、その後周りからは音が変わったと言われました。実際自分でも音が出やすくなった気がします。後輩たちにも引き継いでいきたいです」と、自分が上達したことを嬉しそうに話してくれました。湯川先生の印象についてたずねると、「恐い」という意見もあれば「優しい」という意見も。先生の熱血指導が厳しくもあり、尊敬するところなのでしょう。「部活を通して打たれ強く、精神的に強くなりました」と答えるサックスパートの雰囲気は◎でした。

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パ-カッション

「湯川先生が昔、パーカッション奏者だけあって特に指導がきびしいんです」と話してくれたのはパーカッションの女子メンバー。明るい彼女達を見ていると、メンバーの誰もがパーカッションが大好きで、このパートに満足している印象を受けました。練習は大半が個人練習で、正確にリズムを刻むことや、それぞれの楽器の音色やバランスに気をつけて演奏することを心掛けているそうです。彼女達の"セールスポイント"をたずねると、「体育会系な勢い」と「しなやかな動き」、それと「楽器の置き場所が遠いんで、団結力がないと楽器の移動が大変なんですよ(笑)。だから、うちのパートは団結力は抜群です」とのこと。また、「どうしてもパート全体よりも個人の技能が注目を浴びるのがパーカッション。でもその分一人ひとりの存在価値が大きく、やりがいのある楽器です」と自信を持って話してくれました。湯川先生についてたずねると、「先生はパーカッション経験者ということもあり、細かい動きまでとても分かりやすく指導してくれます」と彼女達に大人気。その上、「技術面だけでなく人間的にも成長させてくれる先生です」と生徒からの信頼の厚さを感じました。

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トランペット

楽器の気に入っているところをたずねると、メンバーの多くが「かっこよさ」と「目立つところ」と答えてくれたトランペットパート。パートリーダーがいないことについてたずねると、「向陽の指導方針は基本的に自立&ノータッチ。ロングトーンやリップスラーなどの基礎練習は、個人でやっています」と話すように、部員一人ひとりが責任を持って練習に励んでいる彼ら。「みんなの意識レベルが高く、例えて言うなら中学の部活が遊びだとすると、ここはまるで戦場のよう」とメンバーが話すように、自己管理が必要な練習環境の中で、自分に甘えないように心掛けているとのことでした。演奏する上で気を付けていることをたずねると、「向陽の伝統でもある、デカイ音を守りたい」と日々努力していることを告白。合奏中の先生についてたずねると、「恐い。トランペットは一番目立つパートなので、よく先生に怒られます。でも尊敬しています」とみんな口を揃えて答えてくれました。先生の熱い指導を受けて、今年の夏もデカイ音を期待しています。

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ホルン

高3生1人、高2生2人、高1生3人、中3生3人の総勢9人のホルンパート。全員が中学時代からホルンを吹き続けている彼女等は、根っからのホルン大好きっ子集団。パートの雰囲気についてたずねると「特に騒がしい人はいませんが、それぞれ感性のツボが違ってて、とっても個性的で楽しいです」と笑顔で話すメンバー。ホルンの魅力をたずねると、「他の楽器と比べて伴奏からメロディまで幅広く演奏できるところですね。音色についても激しい音からきれいな音まで表現が豊かです。ただ管の長さが全長約4mと金管楽器の中では最長なので、息をいっぱい吸っておかないと途中で"プッ"と途切れてしまうこともあるし、一気に吹くと音が割れてしまうこともあるので、演奏する難しさはあります」とのこと。また「演奏中に肘が曲がってしまうと音が籠りがちになるので、手で支えながら音を前に飛ばすように気を付けています」と話してくれました。部長がいない点については、「部長がいればどうしても頼りがちですが、逆にいないことで自然とそれぞれが自分の行動に責任を持つようになるんです。そのことは素晴らしいことだと思います」と向陽の魅力を存分に私達に伝えてくれました。

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トロンボーン

女子4人男子1人の華やかなトロンボーンメンバー。楽器の気に入っているところをたずねると、「スライドで音程が変えられるところです。でも、そのスライドの速さや調節が一番難しいですけどね」とのこと。たとえ曲が速くても、スライドを頑張って動かすことできっちり音を出さないといけないトロンボーン。練習すればするほど、右腕がどんどんたくましくなっていくみたいです。練習はやっぱりロングトーンを中心にリップスラー、タンギングと、基本をおろそかにはしないメンバー。演奏する上で気をつけていることは、音の出だしと終わり、息の強弱、音色、音程等。勉強についてたずねると、「先輩達は、勉強と部活の両立ができているので、スゴイ」と先輩のことを尊敬のまなざしの中話してくれる新入生メンバー。湯川先生についてたずねると、「合奏中にはよく怒られますけど、生徒のことをきちんと考えてくださっていて、とても尊敬できる先生です」と話してくれました。高2生がいないので高1生がその分努力して練習に励む、トロンボーンが大好きな仲良しパートでした。

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ユーフォニアム

「ユーフォニアムのやわらかい音が好き」とピッタリ息を合わせて答えてくれた高1&高2のユーフォコンビ。この楽器の面白いところをたずねると、「中低音がメインの金管楽器にも関わらず曲を合わせるパートのバリエーションが豊富なこと。メロディだったらトランペットと一緒だったり、伴奏だったらテナーサックスと一緒だったりとかしますね」と話してくれました。また、この楽器の難しいところをたずねると、「難しいところは、同じ旋律を演奏している他の楽器に合わせて音のイメージを変化させること。瞬時にその都度音のイメージを変えていければいいなと思っています」としっかりした答え。パート練習でも音のイメージをふくらませることを大事にしているとのこと。また「苦手なのは高い音。また早い動きは指をブワァ~ッとまわさないといけなかったりしますから大変ですね。タンギングをラッパに揃えたりするのもしんどいですね~(笑)。よく高音はトランペットと一緒になっているので」と苦労話も聞かせてくれました。この部のいいところは「先輩がすごく親切でやさしいし、パート間を超えてどんな先輩でも教えてくれるところや、先生が一人ひとりの性格や体調に合わせて指導してくれるところ」と終始笑顔で話す二人。この部の温かさと強さが伝わってきました。

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チューバ

「目立つことはあんまりないけど、低音で周りを支えるポジションが気に入っている」と話すチューバパートは総勢5人。「吹奏楽は低音がないとハナシにならない、だから低音パートとして責任感があります」と答えるメンバーからは、「音楽に対する厳しさ」と「チューバへの愛着と誇り」が感じられました。練習はパート練習より個人練習が多く、練習メニューの中心はやはりロングトーンだそう。演奏する上で気を付けていることは「発音」「アタック」「テンポ」「音程」等で、今一番の課題は「息のスピード」とのことでした。チューバパートは中学時代からの経験者が多いので合奏でもバッチリかと思いきや、「先生には合奏中半端なく怒られて、泣きそうになります」と悲壮な声も。でもその一方で、「先生は僕達の面倒を色々みてくれるし、仕事も家庭も全部を大切にしている、尊敬する人です」と笑顔まじりで答えてくれました。部長やパートリーダーのいないことについてたずねると、「部長やパートリーダーがいないほうが、みんなが積極的に動いていこうという意志がはたらくみたいです」と話すメンバー。一人ひとりの責任感やバンドへの思い、そして一曲一曲に対する情熱が今の向陽の素晴らしいサウンドにつながっているのでしょう

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コントラバス

「とにかく低音が好きだから!」とコントラバスを選んだ理由を答えてくれたのは、1人でパートを担当するフレッシュな高1生女子。「高音が苦手で、早い動きにも苦労しています」と話す彼女は、中学時代からコントラバスをやっていたので高1生でも弾くのは手慣れたもの。基礎練習はチューニング→ロングトーン→タンギング→リズム練習→スケール→音階練習ときっちりこなす彼女。コントラバスの苦労をたずねると、「コントラバスは、湿度や暑さ寒さで音程が変わりやすいので、チューニングには苦労します」とのこと。また「階段の昇り降りの時に、階段に楽器の足をぶつけないように運ぶのに苦労します」とお茶目な答えも。演奏する上で気を付けていることは、「左肘を下がらないようにすること」と「右腕の力を抜くこと」だそう。湯川先生については「恐い面もあるけれど優しい。それに例え話にユーモアがあるんですよ」と話してくれました。今年の目標をたずねると、「大きな目標を言えば、夏のコンクールで普門館に行くこと。中学のときは夢のように思っていたけど、このクラブならもしかすると...」。高1生ながら目標から見てもバンドに対する意識の高さがうかがえる彼女、高校3年間の間に是非目標を達成して欲しいと思います。

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