キーワード(3) 阪急少年音楽隊の精神を受け継ぐ先生たち

先生

早稲田摂陵高等学校吹奏楽コースでは、3人の熱き指導者が音楽指導を行っている。監督である西出先生は、鈴木竹男先生から西宮市立今津中学校時代に吹奏楽の指導を受け、その後阪急少年音楽隊に入隊。卒業後も阪急百貨店に勤めながら阪急百貨店吹奏楽団で活動を続けるなど、鈴木先生と長い間間近で一緒に音楽活動をされてきた教え子の一人だ。鈴木先生が亡くなられた今、鈴木イズムを次世代に伝承する数少ない指導者であり、このバンドにはなくてはならない先生である。
指揮者の川口先生も阪急少年音楽隊の卒業生で、主にマーチングの指導を担当されている。阪急少年音楽隊の伝統を受け継ぐこのバンドにとってマーチングは特別なものであり、長い歴史の中でマーチングのスタイルも見事に確立されている。そのため、音楽隊のOBである川口先生の存在は心強い限りだ。

先生

指揮者の井上先生は2人の先生とは経歴が異なり、阪急少年音楽隊の卒業生ではない。だが、阪急少年音楽隊の昔からの大ファンである。
大学時代に鈴木竹男先生から指導を受けたことが縁で親交が始まり、5年前に当時既に体調の思わしくなかった鈴木先生から誘いを受けた時には、大手都市銀行に勤めていたにも関わらず会社を辞め、前身の向陽台高等学校ウィンドバンドに単身赴任で乗り込んだ、音楽隊をこよなく愛する熱い先生である。
このような3人の先生が指導しているからこそ、早稲田摂陵高等学校ウィンドバンドの演奏は、阪急少年音楽隊時代からのファンの心を裏切らない、伝統のサウンドをいつまでも奏でてくれるのだろう。